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esparの構成について

CMSサーバを含めた espar の構成概要図を以下に示します。水色範囲が espar のインフラとなります。

architecture_summary

espar crawler(静的化エンジン)

CMSサイトを静的化するエンジン、及びそれを制御する為のUIを含む管理システムです。

静的化エンジンは espar のご契約プランに関わらず、全ての espar 導入サイトで共用されます。espar 導入サイトが増えても、静的化速度やパフォーマンスに影響が出ないように構築されています。静的化エンジンが特定サイト専用で別途用意されることはありません。

CMSサーバは、静的化エンジンからのアクセスを許可する必要があります。詳しくはCMS側の許可IPについてをご覧下さい。

espar公開サーバ(本番用公開サーバ)

静的化したファイルを転送する先となるサーバです。静的化エンジンから受け取った静的化済みファイル群を保持し、閲覧者からのアクセスに応答する役割を担います。

共用サーバプランと専用サーバプランの場合、負荷分散装置と2台以上のWebサーバで構成し、Let’s Encrypt 証明書を使用したSSL/TLS終端となります。また24時間365日の監視を行い、負荷増を意図するような悪意あるアクセスを検出した場合にはアクセス拒否の設定を施します。

リバースプロキシを適用するサイトの場合、本番用公開サーバのIPはCMSへのアクセス元IPとなります。CMS側でIP制限をかけている場合、許可IP対象に含めて頂く必要があります。詳しくはCMS側の許可IPについてをご覧下さい。

独自サーバプランの場合、負荷分散や負荷増対策、証明書や監視体制等は全てお客様または制作会社様のサーバ構築仕様によります。

esparテストサーバ(テスト用公開サーバ)

静的化したファイルを転送する先となる確認用の公開サーバです。

静的化エンジンは本番用公開サーバ向けと、テスト用公開サーバ向けと2つ用意されますが、原則、転送先は本番用・テスト用とそれぞれに向くのに対し、静的化対象とするCMSサーバは同じものを向きます。静的化エンジンに対する学習や設定も本番用・テスト用とで共有され同一となります。

お客様のご依頼がある場合に限り、2つの静的化エンジンをそれぞれ別々のCMSサーバに向けることも可能です。ただしこの場合、お客様と制作会社様で2つのCMSのコンテンツ的な完全一致を担保して頂く必要があります。

リバースプロキシを適用するサイトの場合、テスト用公開サーバのIPはCMSへのアクセス元IPとなります。テスト用環境でも厳密な動作確認の必要があり、かつCMS側でIP制限をかけている場合は、テスト用公開サーバのIPを許可IP対象に含めて頂く必要があります。詳しくはCMS側の許可IPについてをご覧下さい。