機能や制限について
Q. 静的化する時にページ数の上限はありますか?
いいえ
上限はございません。数千、数万ページある場合でも静的化は可能です。ただし、ページ数が多くなればなるほどサイト全体を静的化する時間が長くなります。
Q. espar導入後にCMSのテーマの変更や固定ページの追加はできますか?
はい
WordPress等のCMSに、ページの構成やレイアウトなどデザインに大幅な変更が加わらなければ問題ありません。多くの場合は平常通りに作業頂けます。改変に強い構築テクニックを制作の留意点についてのページにまとめていますので参考にして下さい。
また、導入時にご提供するテスト環境は、本番導入後も御利用頂けますので、一度変更を加えたものを静的化するとどうなるかを都度事前に試して頂くことができます。
サイトリニューアルや、全く異なるデザインのページが追加されるなどをされた場合には、esparの静的化エンジンを再学習させる必要があります。再度、初期構築費用が必要となりますのでご了承下さい。
Q. 静的化にはどれぐらいの時間を要するのでしょうか?
サイトのページ数やWordPress等のCMSが稼働しているサーバスペックによります。数秒で終わるサイトもあれば、数分・数十分・数時間を要するサイトもあります。
esparの高速静的化エンジンのチューニングである程度の高速化は可能ですので、CMSサーバのスペック等をふまえた調整を行います。
Q. 静的化する前の状態は確認できますか?
はい
まずCMS側のプレビュー機能で確認して下さい。CMS側のプレビュー機能では十分に確認ができない場合、 espar テスト環境 をご利用下さい。一般閲覧者に公開する前にテスト的に静的化を行って事前の確認をすることができます。
espar テスト環境は、espar の導入時に必ずご提供しているもので、テスト用の公開サーバとテスト用の静的化エンジンで構成されています。本番系とは独立して存在していますので、CMSに対しては本番環境用とテスト環境用の2系統の静的化システムが存在 することになります。
導入初期においては「esparで静的化するとどうなるのか?」を確認頂くために espar テスト環境をご使用頂きますが、導入後もそのまま、静的化結果を確認する環境 として継続して使用可能です。
テスト用環境と本番用環境は、両者の設定が同一になることを保証しています。これは、テスト用環境での静的化とその結果が正しいことが確認できれば、本番用環境でも全く同じ結果を得られる、ということを意味しています。
なお、espar テスト環境は espar をご解約されない限り環境は保持されます。
Q. esparテスト環境での確認は毎回したほうが良いのでしょうか?
いいえ
CMS側の編集が以下の範疇に収まる場合、通常は不要です。
- ページ中のテキスト編集や画像差し替え
- ブログ投稿の新規追加や削除・編集
一方、CMS側に以下のような変更がある場合や、CMS側のプレビュー機能では十分な確認ができない場合、espar テスト環境を使って静的化したうえで事前に確認することをお勧めします。
- CMS側に大量のコンテンツ追加を行なった
- 元のデザインやページレイアウトとは異なる全く全く新しいページを作った
- CMSの管理下にはない手書きの静的ページを特定パス以下に配置した
- CMS側をリニューアルした
デザインやレイアウト、サイト構造が導入当初から大きく変更されると、espar 静的化エンジンが「取り漏れ」を起こす可能性があります。上記のような変更がCMS側に加えられた場合は、esparテスト環境を使った確認をして下さい。
万が一、静的化した結果に問題がある場合、Q. ページの表示がおかしいですをご覧下さい。それでも問題が解消されない場合は、弊社担当者にご連絡下さい。調査の上で espar 静的化エンジンの設定を調整させて頂きます。(CMS側のリニュアールやサーバに新たなCMSが追加された場合等の対応は有償となります)
Q. リダイレクトは自由に設定できますか?
いいえ
espar の公開サーバに弊社がリダイレクトの設定を行う必要があります。CMS側でリダイレクトの設定をしても自動的に反映されるわけではありませんのでご注意下さい。リダイレクトの設定を追加/削除/変更したい場合は、都度リダイレクト情報の一覧を弊社担当者にお知らせ下さい。
なおダイレクトの追加は有償となり、チケット「リダイレクト設定」をご購入頂くことになります。詳しくは公式ページの価格表の「チケット」をご覧下さい。
Q. 指定時刻にサイトを静的化できますか?(自動静的化)
はい
定期的な自動実行を設定することができます。「平日深夜のAM2:00に自動静的化する」などの設定が1日に1回限り可能です。詳しくは時間を指定した静的化をご覧下さい。
Q. 自動静的化に何か制限はありますか?
はい
時間粒度の制限や、設定数上限等があります。詳しくは時間を指定した静的化をご覧下さい。
Q. 指定日時にスポットでサイト静的化を予約できますか?(静的化予約)
はい
月日時分を指定することができます。詳しくは時間を指定した静的化をご覧下さい。
Q. 自動や予約での静的化では指定時刻ピッタリに更新されますか?
いいえ
自動静的化・静的化予約は、指定時刻に espar 静的化エンジンによる静的化を開始するのみです。静的化終了までの静的化所要時間分のタイムラグは発生します。またその所要時間は一定ではなくある程度ブレがあります。
静的化対象を絞り込むことで、自動静的化・静的化予約の発動後数秒で静的化を完了させる、つまり意図した時刻に公開とほぼ同じふるまいに近づけることは可能です。詳しくは時間を指定した静的化の制限と制約をご覧下さい。
Q. 静的化に要する時間を短縮するにはどうすればいいですか?
常にサイト全体の静的化で運用しているサイトの場合、ページ数増加やサイト規模拡大によって全体の静的化の所要時間が長くなりがちです。
まずは、更新の際に指定パスの静的化でピンポイントに更新する運用に切り替えられないかをご検討下さい。以下のような組み合せがお勧めです。
- 日中に更新をする時に対象のページのみを指定パスの静的化を行う
- 深夜にサイト全体の静的化を行うよう時間を指定した静的化を設定する
また、esparの静的化エンジンをチューニングすることで、ある程度の高速化は可能ですので弊社担当者にご連絡下さい。
Q. 404ページの表示には対応していますか?
はい
構築時に対応を行いますので、404ページのパスを弊社担当者にお知らせ下さい。
Q. CMSにWordPressを使っています。WordPress以外で制作したページが混在していても大丈夫ですか?
はい
特定パス以下が、DreamWeaver 等で静的ファイルを作成している場合や、独自のPHPプログラムにより実装されている場合でも静的化ができますので問題ありません。
ただし別のCMSによって制作されている場合は料金が加算されますので予めお問い合わせ下さい。
Q. esparのAPIはありますか?
いいえ
今後のご提供予定も御座いません。
Q. espar管理画面へのログインについてアクセス元IP制限機能はありますか?
はい
詳しくは、設定・環境設定のページをご覧下さい。
Q. esparの公開サーバにFTP接続できますか?
いいえ
espar では公開サーバへの直接アクセス手段は提供しておりません。FTPに限らずSSHやその他いかなる手段も提供いたしません。
CMSサイトの改ざん事故や情報漏えい事故はFTP等のアカウント乗っ取りが原因となる場合があります。これらの事故を防ぐため、espar 公開側サーバは弊社技術担当者以外は一切アクセスできないよう厳重に管理されています。
Q. ドメイン認証ファイルは設置できますか?
CMSサーバ側に当該ファイルを適切なパスにアップロードした上で、espar管理画面にて以下の操作を行って下さい。
- [サイト反映]→[指定したパスのみ更新する] にドメイン認証ファイルのパスを指定して静的化を実施
- [サイト反映]→[設定]→[追加取得パス] に1.のパスを追加して保存
それぞれの詳細は指定パスの静的化や静的化の設定をご覧下さい。
Q. 公開サーバ上の静的化済ファイル一式をダウンロードできますか?
いいえ
任意タイミングでダウンロードして頂くことはできませんが、ご依頼を頂き、その時点でのファイル一式をzip化してご提供することは可能です。チケット「静的化済ファイル一式の提供」で有償(税込 ¥3,300/回)にてご対応可能ですので、弊社担当者にお知らせ下さい。
チケットについては公式ページの価格表の「チケット」セクションをご覧下さい。
Q. esparの公開側サーバ上に CGI やプログラム等を設置できますか?
いいえ
esparの公開側サーバは 静的ホスティングサーバ として最適化されており、Perl/PHP/Ruby/Pythonなどのサーバサイドスクリプトや、MySQL/PostgreSQLなどのデータベース、その他のフレームワーク等が一切存在しません。この特徴によりespar公開サーバは安全性を担保しています。
推奨は致しませんがプログラムを動作させたい場合は、CMS上にプログラムを設置して動作確認を完了された上で、設置パス情報と共に弊社担当者にお知らせ下さい。espar公開サーバで当該パスにリバースプロキシを設定させて頂きます。チケット「リバースプロキシ設定」にて有償対応(税込 ¥3,300)となりますのでご了承下さい。専用サーバプランの場合はこの限りではありません。
リバースプロキシについてはQ. 部分静的化・リバースプロキシ機能とはなんですか?も併せてご覧下さい。
Q. 公開サーバ側のログは取得可能ですか?
いいえ
任意タイミングでダウンロード頂くことはできませんが、ご依頼を頂けましたら直近30日分のログファイルはご提供が可能です。
ログファイルは Apache 形式ではなく NGiNX 等で採用されることのある LTSV 形式となります。LTSV形式のログファイルから情報を読み取るためには、スクリプト言語等によるテキスト解析技術が必要ですのでご了承ください。加工が必要な場合は有償でお請け致しますので弊社担当者にお知らせ下さい。
ログのご提供は3ヶ月毎に1回の頻度が上限です。直前にログご提供した日が3ヶ月以内となる場合、チケット「サーバログ提供」をご購入頂くことになります。
Q. esparにWAF機能は備わっていますか?
espar には、WAFと同等またはそれ以上のセキュリティ効果があります。
espar の公開サーバには静的化済みファイルのみを設置しており、PHPやデータベースがそもそも存在しません。従って悪意ある攻撃的アクセスは成立しえず、その意味でWAFの導入目的は静的化によって既に達成していると言えます。
一方、espar の公開サーバに設定するリバースプロキシ部分ではCMS本体にアクセスが届きうることになりますが、管理画面系パスではBasic認証/IP制限をかけたり、それ以外のパスではホワイトリスト型の設定を個別に行っています。
例えば、admin-ajax.php など脆弱性の温床であるスクリプトを使用するプラグインでリバースプロキシが必要な場合、当該スクリプトへのアクセスをフルオープンにするのではなく、プラグインが要求するパラメタ条件に合致した場合のみリバースプロキシするようにしています。
Q. esparによる静的化ではパス置換されますか?
いいえ
espar では原則的に導入サイト配下のURLについては、必要な場合に限って以下の2つの置換のみを行います。
http://
→https://
- CMS用ホスト名 → 公開用ホスト名
上記以外の置換やスクリプト挿入等は行っておりませんのでご安心下さい。
ただ、CMS側に外部http参照が残りmixedコンテンツで常時SSL化が正しく行えず、且つCMS側に手を加えることは難しい場合、お客様の了承を頂いた上で当該URLのスキーマを https に変更させて頂く場合もございます。
Q. CMSにBasic認証がかかったページがあっても静的化可能ですか?
はい
Basic認証のユーザ名/パスワードを espar の静的化エンジンに設定する必要がありますので、弊社担当者にお知らせ下さい。
Q. esparの管理画面に転送量のグラフ表示等はありますか?
いいえ
従量課金の根拠の一つである転送量に関連して、毎月のご請求書の備考欄に以下を明記しています。
- 転送量(GBytes表示)
- 転送量(バイト表示)
- リクエスト数
これらの情報を御手元のExcelやSpreadSheet等で控えて頂き、グラフ表示等を行ってください。