静的化済みファイルの削除
espar公開サーバ側に対して操作を行うことができます。
公開サイトからのファイル削除
静的化したファイルを転送する先の公開サーバから、任意のページやファイルを削除することができます。本機能は、以下のような場合に活用できます。
- 指定パスのみの反映で間違って公開してはいけない画像ファイルを転送してしまった
- WordPressで誤って「公開」した状態で「反映」を行ってしまった
- 「リンク切れしたページや画像等を削除しない」を常にONとする運用をしていて、特定のページやファイルを削除したい
本機能は espar 管理画面と espar 公開サーバ間の通信で処理が行われます。CMS側は関係ありません。
作業手順
- espar管理画面にログインし [サイト管理] タブをクリックしてください。
- 削除したいページやファイルのパスを1行1パスで指定して、「削除」ボタンをクリックして下さい。
パスの指定方法 (基本)
原則、削除したいファイルのルート相対パスを指定する必要があります。ディレクトリではなくファイル指定が原則となることに注意して下さい。
削除したいルート相対パスは、正しいファイルを指し示すよう表記に調整が必要な場合があります。画面上に削除対象として入力する前に以下のルールを確認して下さい。
A. 削除したいルート相対パスが、拡張子で終わる場合
.html や .png や .css など、削除したいルート相対パスが拡張子で終わる場合は、そのまま削除対象として入力して下さい。調整は不要です。なお、拡張子に制限はありません。以下に例を示します。
削除対象 | 入力する表記 |
---|---|
/contents/images/01/01.png | /contents/images/01/01.png |
/css/style.css | /css/style.css |
/scripts/js/main.js | /scripts/js/main.js |
B. 削除したいルート相対パスが、拡張子で終わらない場合
削除したいルート相対パスの末尾が拡張子で終わっていない場合、そのままの表記で記述しても正しく削除されないことがあります。明示的にファイルを指し示すルート相対パス表記に変換して記述するようにして下さい。
末尾が / (スラッシュ) かどうかで変換方法が異なりますので、以下のルールに従って変換したルート相対パスを記述して下さい。末尾が / (スラッシュ) かどうかで変換方法が異なります。
B-1. 末尾が / (スラッシュ)で終わらない場合
末尾に .html を追記した表記として下さい。以下に例を示します。
削除対象 | 入力する表記 |
---|---|
/contents/page/01 | /contents/page/01.html |
/lp/welcome | /lp/welcome.html |
B-2. 末尾が / (スラッシュ)で終わる場合
末尾に index.html を追記した表記としてください。以下に例を示します。
削除対象 | 入力する表記 |
---|---|
/contents/2024/01/01/ | /contents/2024/01/01/index.html |
/lp/ | /lp/index.html |
削除用のパスの指定方法 (応用)
espar 管理画面では原則ワイルドカードを使用できませんが、本機能に限ってパス指定にワイルドカードの *
を使ってディレクトリ配下全体を表現することができます。以下のように入力して下さい。
削除対象のディレクトリ | 入力する表記 |
---|---|
/contents/2023/ | /contents/2023/* |
/lp/ | /lp/* |
パス末尾の /
の後にワイルドカードの*
が追記されていない場合、ディレクトリ全体を削除する指定とは解釈されずエラーとなります。