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静的化の設定

本ページではesparの静的化エンジンの設定について解説します。

追加取得パス

サイト全体の静的化では、原則的にCMS側のTOPページを取得してHTMLを解析し、サイト内ページを巡回しながら関連ファイルを取得していきます。HTML中に記述されている内容を解析しますので、HTLM中にそもそも記述のないものは一切取得しません。以下は、取得されないものの例です。

  • HTML中に <a> タグでリンクされていないページや、PDF、動画、その他ファイル
  • HTLM中に <img> タグで指定されていない画像ファイル
  • HTML中に <link> タグで指定されていないCSSファイル
  • HTML中に <script> タグで指定されていないJavaScriptファイル

上記4種類のタグに限りません。HTMLの中に記述がないものは存在しないものと見なされます。

HTLM中に記述していないにも関わらず静的化して取り込みたいページやファイルがある場合、追加取得パスに明示的に指定します。この設定により「サイト全体をTOPページから辿って解析するだけでなく、個別に追加で取得すべきものがある」ことをespar 静的化エンジンに伝えます。

設定方法

  1. espar管理画面で [サイト反映]→[設定] をクリックします
  2. [追加取得パス] のタブを開きます
  3. テキストエリアに1行1パスで対象パスを入力します operation_06−1-3.jpg

パスを指定する際は必ずルート相対パスで記述して下さい。

設定を要する例

追加取得パスへの設定が必要となる代表的な例を以下に紹介します。

robots.txt

Google BOT 等にサイトをクロールしないように伝えるテキストファイルです。通常、robots.txt ファイルがHTML中にリンク先として記述されることはありませんので、追加取得パスで指定する必要があります。

サイトマップ用URL

サイトマップ用のXMLファイルです。サイトマップが階層化されて複数XMLファイルとして分割生成される場合、全てのXMlを追加しておく必要があります。

ドメイン認証用ファイル

サイトのドメインを保有しているかどうかを確認するために各サービスの事業者がサイトTOPの一致に設置することを要求するファイルです。具体的に以下のようなケースが該当します。

  • Search Console の利用開始
  • Let’s Encrypt 等の無償証明書の取得
  • facebook の広告出稿
  • iOSアプリの Universal Links の使用

いずれもHTLM中にリンクを記述するようなファイルではないため、明示的に追加取得パスに指定する必要があります。なお上記に限定されるものではありません。

クロール除外パス

特定のページやパスを静的化したくない場合に使用します。指定されたパスは処理対象には含まれませんので、サイト全体の静的化をデフォルトの設定で実施した場合、当該パスは公開サーバに存在しない(削除される)ことになります。詳しくはサイト全体の静的化公開サーバへの転送時の挙動を確認して下さい。

サイトの反映

静的化が実行できないようにする設定です。

settings_3-0-0

この設定がONになっていると [サイト反映]→[条件を指定して反映] ページの最下部は以下のようになります。(デフォルトの表示)

チェックボックスがON
settings_3-0-1

「サイトの更新を反映する」の設定がOFFになっていると、ボタンが以下のように無効状態となり押せなくなります。

チェックボックスがOFF
settings_3-0-1

本設定は事故を回避するめ、お客様は変更ができないようになっています。変更が必要な場合、つまり一時的に静的化を禁止したい場合は、弊社担当者にお知らせ下さい。

設定内容の履歴

追加取得パスクロール除外パスでは、設定内容の履歴を最大10世代前まで保持しています。「変更履歴」のリストボックスをクリックすると過去に設定を保存した日時が列挙されます。

settings_4-0-0

選択すると指定された日時の設定内容に切り替わります。過去の設定を確認する時に使用できます。