時間を指定した静的化
esparの静的化エンジンを指定日時に自動実行することができます。例えば「毎月1日午前9時」「毎日午後3時」のような定期実行の指定が可能です。
定期実行の設定
以下の手順で定期実行するタイミングを設定することができます。
- espar管理画面の[サイト反映]→[時間を指定して反映]をクリックします。以下のような画面が表示されます。
- 自動反映は同時に最大3つまで設定可能です。設定を行いたい行をクリックすると設定を編集する以下のようなダイアログが現れます。
- 実行日時の一番左のリストボックスで日付の指定方式を選びます。「毎日」「毎週」「毎月」「日付指定」から選択することができます。選択した項目によって他の項目が変化します。
- 毎日 : 毎日決まった時間に定期的に自動反映したい場合 (例: 毎日午前7時)
- 毎週 : 毎週決まった曜日に定期的に自動反映したい場合。曜日を日月火水木金土のうち1つ指定するか、平日日中を指定するための「月〜金」や、平日深夜を指定するための「火〜土」から選択可 (例: 毎週月曜日午前7時)
- 毎月 : 毎月決まった日に定期的に自動反映したい場合 (例: 毎月7日午前7時)
- 日付指定 : 特定の月日にスポットで自動反映したい場合 (例: 7月7日午前7時)
- 「時」「分」をそれぞれ指定します。タイムゾーンはJST(日本時間)です。また「分」の指定は5分単位での指定となり、厳密な「分」指定はできません。詳しくは静的化開始時間の厳密性をご覧下さい。
- クロール種別とオプション設定を選びます。詳細はサイト全体の静的化ページの1-4. オプションや指定パスの静的化ページの2-3. オプションをご覧下さい。
- コメントを任意で指定します。コメントは履歴画面に記録されます。
- 「決定」をクリックします。
- 設定した行の有効化チェックボックスがONになっていることを確認します。
- 必要に応じて他の行も設定して「変更を保存」をクリックします。クリック後に各行の「次回実行予定日時」の欄に次回の実行予定日時が表示されます。
以上で時間を指定した静的化の設定は完了です。設定通りに実行されたかどうかは、履歴画面で確認することができます。詳しくは静的化の履歴のページをご覧下さい。
制限と制約
登録数の上限
設定は最大3つまでとなっています。4つ以上必要な場合はオプションの「静的化予約の枠追加」をご契約頂くことで追加可能です。(税込 追加1枠あたり月額¥1,100)
静的化開始時間の厳密性
自動反映の設定時間は厳密ではない点に注意して下さい。自動反映の実行は、設定した時刻から最大5分のずれが発生します。例えば、7時0分頃と設定した場合、7時0分0秒〜7時4分59秒の間に自動反映が実行されることになります。
9時00分ピッタリで実行する…といった分単位の厳密制を希望される場合、オプションの「静的化予約の分指定」をご契約頂くことで追加可能です。(税込 月額¥10,000)
静的化終了時間の厳密性
時間を指定した静的化は、静的化の完了時間を指定するものではないという点にご留意下さい。指定された時間は静的化を開始する時間となります。
時間のタイムゾーン
指定する時間は JST(日本時間) となります。他のタイムゾーンで指定することはできません。日本国外のサイトで自動反映を設定する場合は、JSTになるよう実行時間を計算して設定して下さい。
留意点
指定した時間の静的化が重複する場合
複数設定された時間が近い場合、自動反映が期待通りに実行されない場合があります。例えば、サイト全体の静的化に30分程度を要するサイトで、以下のような設定をすると、2つ目の設定は期待通りの時間に実行されません。
7時0分頃に開始される1行目の静的化が、2行目の7時15分頃になっても完了していない場合、2行目に指定された静的化の実行は保留され、1行目のサイト全体の静的化が完了した後に実行されます。
esparでは同一サイトで静的化を重複実行できず、後追い実行になるとご認識下さい。静的化の履歴を参考に静的化の所要時間を確認したうえで、時間が重複しないよう設定することが推奨されます。
日付指定の注意点
月日が指定できる「日付指定」の設定は、厳密には「年1回の定期実行」です。例えば、日付指定で7月7日7時0分頃を設定した場合、毎年7月7日7時0分頃の自動反映を予約したことになります。
実行する年を明示的に指定できませんので注意して下さい。翌年に自動的に静的化されると困る場合、当年の自動静的化を確認後に当該行のチェックをOFFにして下さい。
設定のテクニック
時間を指定した静的化の設定例を幾つかご紹介します。
土日の定時実行
曜日指定に「土日」という選択肢はありませんので、毎週土曜日と毎週日曜日の設定を同一時分で2行に分けて設定します。例えば毎週土日の午前9時に実行したい場合は、以下のように設定して下さい。
平日の始業時・終業時の定期実行
同じ日の複数時刻で定期実行が必要な場合、同一日設定を複数行登録しそれぞれ時間を変えて設定します。例えば平日の午前9時と午後6時に静的化したい場合は、以下のように設定して下さい。