時間を指定して反映する

esparの反映は手動だけでなく、指定した日時に自動で実行させることもできます。これを自動反映といいます。7月7日7時のような特定日時での予約実行や、「毎日○時」「毎週△時」など定期性があるタイマーのような自動反映も設定可能です。

 

設定方法

自動反映の設定方法を順を追って解説します。

(1) espar管理画面の[サイト反映]→[時間を指定して反映]をクリックします。以下のような画面が表示されます。

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(2) 自動反映は同時に最大3つまで設定可能です。設定を行いたい行をクリックすると設定を編集する以下のようなダイアログが現れます。

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(3) まず、実行日時の一番左のリストボックスで日付の指定方式を選びます。以下のような選択肢があります。

指定形式 説明
毎日 毎日決まった時間に定期的に自動反映したい場合に使用する
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毎週 毎週決まった曜日に定期的に自動反映したい場合に使用する。曜日を日月火水木金土のうち1つ指定するか、平日日中を指定するための「月〜金」や、平日深夜を指定するための「火〜土」から選択可
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毎月 毎月決まった日に定期的に自動反映したい場合に使用する
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日付指定 特定の月日にスポットで自動反映したい場合に使用する
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(4) 「時」「分」をそれぞれ指定します。タイムゾーンはJST(日本時間)です。また「分」の指定は5分単位で、厳密な指定はできません。詳しくは 実行時間の厳密性 をご覧下さい。

(5) クロール種別とオプション設定を選びます。通常は「サイト全体」を選び、リンク切れを削除のオプションを「する」にします。オプションの詳細はサイト反映 - 条件指定のページをご覧下さい。

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(6) コメントを任意で指定します。コメントは履歴画面に記録されます。

(7) 決定をクリックします。

(8) 設定した行の有効化チェックボックスがONになっていることを確認します。

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(9) 必要に応じて他の行も設定して「変更を保存」をクリックします。クリック後に各行で次回の実行予定日時が表示されます。

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以上で自動反映の設定は完了です。自動反映が実行されたかどうかは履歴画面で確認することができます。詳しくはサイト反映 - 履歴のページをご覧下さい。

 

サイトの一部を自動反映する方法

自動反映では「サイト全体」を静的化するのが基本ですが、テンプレート機能を併用すればサイトの一部だけ自動反映することができます。

  • プレスリリース配下のページだけ○月□日の15:00過ぎに更新したい
  • 特定カテゴリの記事一覧ページだけ毎週月曜の9:00過ぎに更新したい

といった要件がある場合に便利です。サイト全体の反映では所要時間が長くなりがちですが、テンプレートを使って範囲を絞り込めば、所要時間を短くし素早く反映をすることができます。

テンプレートの作り方についてはサイト反映 - テンプレートのページをご覧下さい。テンプレートを使った自動反映は、上記手順の(4)「クロール種別」の選択で「テンプレート」を選び、実行したいテンプレートを指定します。

 

自動反映の制限・制約

登録数の上限

自動反映の設定は最大3つとなっています。

定期性のある「毎週」「毎月」は設定枠を専有しますが、○月□日などの特定日時指定は一度実行された後は不要になるため、当該設定枠を使い回すことで通常は最大3つでも十分に運用可能です。

自動反映の設定枠が4つ以上必要な場合は、弊社担当者にお問い合わせ下さい。追加の月額費用がかかりますが追加可能です。

実行時間の厳密性

自動反映の設定時間は厳密ではない点に注意して下さい。自動反映の実行は、設定した時刻から最大5分のずれが発生します。例えば、7時0分頃と設定した場合、7時0分0秒〜7時4分59秒の間に自動反映が実行されることになります。

自動反映を設定した時間通りに実施したい場合、つまり、9時00分ピッタリに自動実行をしたいといった場合は個別の対応となります。追加の月額費用がかかりますが可能ですので弊社担当者にお知らせ下さい。

時間のタイムゾーン

指定する時間はJST(日本時間)となります。他のタイムゾーンで指定することはできません。日本国外のサイトで自動反映を設定する場合は、JSTになるよう実行時間を計算して設定して下さい。

 

自動反映の留意点

自動反映が重複する場合

複数設定された自動反映の時間が近い場合、自動反映が期待通りに実行されない場合があります。例えば、サイト全体の「反映」に30分程度を要するサイトで、

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このような設定を行うと2つ目の自動反映は期待したとおりに実行されません。

2つ目に設定されている7時15分頃、まだ直前の7時0分頃の「反映」が完了していない筈です(サイト全体の反映に普段30分かかる想定)。esparでは同一サイトで「反映」を重複実行できないため、この場合7時15分頃の「反映」は意図した時間に実施されません。直前7時0分頃の「反映」が完了した後に遅れて実行されることになります。この例では恐らく7時30分頃になるでしょう。

サイト反映 - 履歴を参考に、サイト全体の反映の所要時間を確認し、自動反映の実行が重複しないよう設定して下さい。重複実行の試みが散見される場合、弊社担当社より適切な設定のご案内を差し上げたり、強制的に設定を変更した上で事後報告とさせて頂く場合がありますのであらかじめご了承下さい。

日付指定で設定する時の注意点

日付指定の設定は、厳密には「毎年1回の定期実行」です。例えば、日付指定で7月7日7時0分頃を設定した場合、毎年7月7日7時0分頃の自動反映を予約したことになります。

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実行する年を明示的に指定できませんので注意して下さい。翌年に自動反映されると困る場合は、自動反映の確認後に当該行のチェックをOFFにして下さい。チェックがONになったまま翌年同日を迎えると自動反映されてしまいます。

 

自動反映設定のテクニック

土日の定時実行

曜日指定に「土日」という選択肢はありませんので、毎週土曜日と毎週日曜日の設定を同一時分で2行に分けて設定します

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(同じ時分設定で2行作成し、それぞれ毎週土曜日・毎週日曜日とする)

平日の始業時・終業時の定期実行

複数時刻で定期実行が必要な場合、同一日設定を複数行登録しそれぞれ時間を変えて設定します

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(時間を変えて3行作成し、全て曜日を平日指定とする)