迷惑メール誤判定を抑制する
espar form を実装したフォームから送信されるメールが、まれに受信側で迷惑メールと誤認されることがあります。これを避けるため、SPFの設定を行うことが強く推奨されます。
SPFの設定にはDNSのTXTレコードを使用します。例えば、https://www.example.com
のサイトに espar from を組み込む場合、example.com
ドメインのDNS設定でTXTレコードを追加/編集することになります。
SPFの設定
espar form を組み込むサイトのドメインのTXTレコードに
"v=spf1 include:spf.espar.biz ~all"
のようにして spf.espar.biz をinclude指定して下さい。。
既にSPFのTXTレコードが存在する場合
以下のような、SPFのTXTレコードが既に存在している場合、
"v=spf1 include:_spf.google.com ~all"
以下のようにして include:spf.espar.biz
を追記して下さい。既存のSPF設定は削除しないようにして下さい。
"v=spf1 include:_spf.google.com include:spf.espar.biz ~all"
既にSPFではないTXTレコードが存在する場合
以下のような、SPFではないTXTレコードが既に存在する場合、
"apple-domain-verification=fDnTX7cxihrWqABC"
以下のようにTXTレコードを複数行指定して下さい。または、TXTレコードを複数個設定するようにして下さい。既存のTXTレコードは不要であることが明らかな場合を除き削除しないで下さい。
"apple-domain-verification=fDnTX7cxihrWqABC""v=spf1 include:spf.espar.biz ~all"
TXTレコードを複数設定する方法については各ドメイン登録サービスやネームサーバサービスのマニュアル等をご覧下さい。またDNSの操作に不慣れで不安な場合は、DNSレコード設定を弊社で代行させて頂くことも可能です。詳しくは弊社担当者にお尋ね下さい。
ゾーンファイルに記述する場合
ドメインのゾーンファイルにTXTレコード指定がない場合、以下の行を追加して下さい。(example.com. は正しいドメインに置き換えて下さい。ドメイン名の末尾に . (ドット) が必要です)
example.com. IN TXT "v=spf1 include:spf.espar.biz ~all"
すでにSPFの設定がある場合(v=spf1 といった記述を含むTXTレコードが存在する場合)、ダブルクォーテーションで囲まれた文字列の末尾にある -all
や ~all
の直前に include:spf.espar.biz
を追加して下さい。
example.com. IN TXT "v=spf1 include:_spf.google.com include:spf.espar.biz ~all"
SPFの名前解決数上限に達している場合
SPFに記述できるホスト名やドメイン名には上限があります(厳密には include:
記述の参照先も含む名前解決数の上限)。既に上限に達している場合、以下のIPアドレスを直接指定して下さい。
- 13.113.4.187
- 18.182.159.159
具体的にはTXTレコードが以下のような記述になります。
"v=spf1 ip4:13.113.4.187 ip4:18.182.159.159 ~all"
既にSPFを記述したTXTレコードがある場合や、SPFではないTXTレコードが存在する場合等では、前述の各例を include:spf.espar.biz
を ip4:13.113.4.187 ip4:18.182.159.159
に読み替えて設定して下さい。