フォームホスティング
フォームのHTMLを設置するサーバを用意できない場合、HTMLや関連ファイルを espar form のための専用サーバにホスティングすることができます。サーバの用意や構築、保守・運用は全て弊社が行います。(オプション「フォームホスティング」の契約が必要)
ホスティング環境について
フォームホスティングは、いわゆるレンタルサーバとは異なります。espar form が組み込まれたHTMLの設置に最適化されたフルマネージドな環境です。2024年現在、以下のような制約や制限があります。また、フルマネージドのメリットもありますので併せてご確認下さい。
制約と制限
- フォームホスティング環境に対するFTPやSSH等は一切できません。
- アップロードはファイル一式の zip ファイルを弊社担当者に送付することでのみ行います。
.htaccess
は解釈されません。従って、リダイレクト設定等もできません。- PHPで書かれたプログラムは実行されません。
- 所有されているドメインでAレコードの追加が必要です。
- 既存サイトのドメイン配下の特定パスに対して使用することはできません。
メリット
- LPのためのサーバ契約や証明書の手続きが不要になる
- 保守や運用や監視、攻撃的アクセスからの防御を任せられるため、制作者は HTML/CSS/JavaScript を書くことだけに専念できる
- フォームが既存サイトと分離されることにより、既存サイトの影響を受けなくなる
ファイルやディレクトリ構成
いわゆる DocumentRoot
に設置したいファイル群を1つの zip ファイルに圧縮して弊社に送付頂きます。zip には任意のファイルやディレクトリ構成を自由に含めることができます。
以下は、PDFや動画へのリンクを含む問い合わせフォーム付きLPを想定したファイル一式の例です。
仮に form.example.com
をフォームホスティング用のドメイン(ホスト)として設定し、上記ディレクトリ構成を持つファイル一式を(弊社にzipを送付することにより)設置した場合、問い合わせページのURLは https://form.example.com/index.html
となります。
zip ファイルの中には2つ以上のHTMLファイルを含めることができます。全てのHTMLファイルに espar form の実装が含まれている必要はありません。ただし、espar form が実装されたHTMLファイルを最低1点は含める必要があります。
準備
まず、お客様または制作会社様で以下を行って頂く必要があります。
- フォームのHTMLを作成する
- 作成したHTMLに espar form を組み込む
- サンプルフォームやデバッグのページを参考に espar form の動作確認を行う
- URLで使用するドメイン名(ホスト)を決定する
上記を完了させて、ファイルやディレクトリ構造を zip 化してお送り下さい。
設置と設定
以下の手順で進めます。○印のSTEPがお客様にご担当頂く作業となります。
STEP | 作業 | 内容 |
---|---|---|
1 | ○ | 準備で作成した HTML/CSS/JavaScript の一式を送付頂きます |
2 | 弊社で1のファイルを専用インフラに設置・設定を行います | |
3 | ○ | 準備で決定した名称でドメインにAレコードを追加し、弊社指定のIPを設定頂きます |
4 | https対応のための証明書発行と設置を行います | |
5 | ○ | 適切なURLを入力して表示及び動作の確認を行って頂きます |
STEP3のAレコードの設定は、有償で弊社にて代行することも可能です。詳しくは弊社担当者にお問い合わせ下さい。